2週続けての週はじめのお休み、申し訳ございませんでした。
5月23日より全て通常どうりの営業時間となります。
ブログも更新していないにもかかわらず、沢山の方においで頂きました。
心配してお店に来てくださったお客様もいました。
本当に本当に感謝しております。
どうぞこれからもご贔屓にお願い致します。店主
午前2時にインターネットで大統領選をダイレクトで見ました。
ニコラ・サルコジ氏がセゴレヌ・ロワイヤル氏を下し、次期大統領の座を手に。
53%の文句なしの圧勝でした。これからフランスはどう変わっていくのでしょうか。
これからのお手並みと彼の手腕を期待しています。良くなるように、です。
さて、サルコジ氏の日本の相撲が嫌い発言ですが外交には関係ないと思います。
個人の好き嫌いは問題ではないと日本の識者も仰っていました。
移民が移民を差別する社会、なんてコメントもありましたが
移民にもいろいろありまして、サルコジ氏(ハンガリー系ユダヤ)の父上は
フランス経済にも力をもつ裕福層の移民の方々です。
ユダヤの方々は彼の地を追われてから各地にちらばっています。
どこに住むか、ではなく何を信じるかという精神性が重要だそうです。
(しかしながら報道ではカトリックに改宗している、との事)
フランス内ユダヤの方のコロニーでもサルコジ氏を押す動きは強かったそうです。
テレビのコメントで “日本と同じでワーキングプアーとお金持ちの層の格差が・・
どんでもない、日本の比ではありませんよ?
フランスにはアルバイトは存在しません。パートもありません。どう思いますか?
そう、サルコジ氏のこんな発言もありました。
学校教育にばかり文句をつけないで子供のしつけを親がすべきだと。
確かに生活保護で暮らしている両親を見ていたら
なぜ、働かなければならないのか子供は理解できないかもしれませんね。
1ヶ月分の最低賃金と生活保護や失業保険はあまりかわらないそうですし・・
だったら働かない生活を選びますよ。
問題は鎖のようにつながりねじれてサイクルを作っているのです。
たちきるのか、それともねじれを矯正することができるのか。
インターネットのリアルタイム中継でロワイヤル氏とサルコジ氏の討論を
全部拝見いたしました。
真っ二つに見事に分かれる政策の数々。
個人的な感想としてはサルコジ氏の方が現実的なのかな、と思います。
私はフランスの外に出ている人間なので悠長なことを書けますが、
外国人労働者にとってサルコジ氏は確かに脅威の存在なのです。
実際この先またフランスに行くことになるとしたら・・考えますね。
彼にとって外国人とは(もちろん日本人も含めて)フランス人の雇用を妨げる、
厄介者なのでしょうか。
フランスの問題は山積みです。失業者問題、年金、健康保険、教育、移民問題、
失業保険、生活保護、もう、何とかしないと大変なことになります。
出生率が高い、イコール良い国ではないのですよ。
福利厚生が厚いと言うのは誰かが支払っているのですから。
日本のメディアの紹介の仕方は何とかならんのですかね。
両氏の討論が少しアツクなったところだけ対訳を付け放送する。
どんな政策かには一切触れず、面白い所だけ流す。
それにあの位の小競り合いはフランス人にはなんでもないことです。
昨日の討論では彼らも言葉を選んで慎重に話していましたよ。
テレビではサルコジ氏もロワイヤル氏も日本が好きではない、とコメントしています。
この話題はまた後で書いてみたいと思います。
いよいよ緊迫した雰囲気になって参りました。
今晩(フランス時間)にサルコジ氏とロワイヤル氏初の激突!
ロワイヤル氏は3位につけたバイルー氏の中間票を味方につけ
サルコジ氏は移民問題を中心とした政策でフランス人(主に白人)に訴える。
とにかく初めてのお二人での討論です。
舌戦に勝つのも大統領として必要なことなのです。
さあ、お手並み拝見といきましょう。
本選は5月6日(日)です。